楽器職人名鑑

彦坂栄

 

 

 

 

 




楽 器 和楽器
工 房 吉田屋琴三味線店
住 所 浜松市中区肴町312-6
TEL 053-452-2395
H P http://www.sakanamachi.net/sakanamachi/452-2395.htm


楽器に命を吹き込むことが仕事です 

どんな工房?

昭和13年に設立し、後を引き継いで3代目の彦坂栄さん、4代目の息子さんで琴・三味線の製造と修理をしている。

 

ここがすごい!

この仕事を「命を吹き込む仕事」であると考える。三味線では自然のネコや犬の皮を使うため、厚さも大きさも違うし傷があるものもある。一つ一つ違う材料から完成品をつくりあげる。また、出来上がりの音はお客さんによって違い、いい音がいい音とは限らない。その中でも濁らない音を作りたいと考えている。やり直しがきかない作業が多い楽器づくりであり、すべて手作業で慎重にやる。特に琴では糸を締めるときに職人のわざが凝縮されている。若い人にもっと弾いてほしいと思い、中学校へ納品したりしている。

 

職人の声

昔、浜松は芸者さんが多くことを使う人がたくさんいました。昔は14軒あった琴三味線、今は7軒と数が減ってきてしまっています。跡継ぎの問題がとても深刻なのです。うちは息子が継ぐことになるのでよかったですが、他の琴・三味線店で伝統の技術が引き継がれなくなっています。若い人が琴や三味線を弾かなくなると、こっちはたべていけなくなってしまうのです。そして、職人さんが育たなくなってしまうのです。その中、お客様に「やめないでよ」っといってもらったり、お客さんと親しくなったりするのがこの仕事の喜びですね。 楽器作り手一番大切なことはすべての作業を丁寧にやることです。10年くらいかけて、かつ数をこなしていかないとまともな楽器を作ることはできません。製作中に気がちょっとでも緩むとすべてが音にでてしまうのです。するとすぐに弾く人にもばれてしまいます。修業はとても大変なことです。下っ端のときはもっと大変。でもなんでもやろうとすることができないとだめです。なんでも一生懸命丁寧にやれば見返りはあるのだから。


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