目的

 

 少子高齢化は日本だけの問題ではありません。諸外国でも同じように高齢化が進み、介護を必要とする人が年々増加し、介護の担い手を海外に求めております。外国人労働者は、持続可能な社会のための必要不可欠な存在なのです。「デカセギ」として来日した南米系外国人や日本人の配偶者として来日したフィリピン人の方々のなかには、もともと看護師た助産師の資格を母国で有していた人がいます。また人と接する仕事がしたいと思っていた人もいます。こうした人たちが介護の担い手として日本人と同じように資格を取得し、活躍できる場を作っていくことを目的として、私たちは「介護初任者研修」を行っています。

 もちろん外国人にとって資格取得は容易なものではありません。ですから、私たちは介護の現場で必要となる日本語の学習サポートも行っており、難易度の高い内容については、わかりやすい解説本も用意し、きめ細やかな指導を徹底しております。また、報告書や記録の作成方法、就労マナーや履歴書の作成についても学ぶことができます。資格取得後の就職サポートも充実しておりますので、外国人の方たちは安心して受講していただくことができます。

 実際に介護の現場では、外国人の明るさやスキンシップを伴うコミュニケーションが、介護利用者にとても好印象を与え、人気があります。そのため、介護事業所かたの評判も上々です。外国人がワーカーとして働いていることから、施設では丁寧な業務指示をしていく工夫を重ねています。結果、施設で働く同僚の日本人とのコミュニケーションが豊かになり、日本人にとっても働きやすい職場環境になっていくそうです。こうしたことから、外国人ケアワーカーの存在は、我々日本人社会にとっても効果的であることがわかります。

 私たちは、これからの日本社会における在住外国人の高齢化についても危惧しています。浜松市における在住外国人人口のうち約1割の方が、既に要介護認定を受けています。多言語での介護サービスの提供ができるということは、誰にでも優しい地域と言えるでしょう。そのため、私たちは外国人が安心して「生老病死」を迎え入れることのできる社会の構築を目指して、外国人介護人材の育成を図っていきたいと考えています。



 

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