天竜厚生会や聖隷福祉事業団など市内の老人福祉施設に就職を果たし、活躍中しています。
やさしい笑顔で心をこめたケアサービスに利用者さんや施設のみなさんからも高い評価を得ています。
2011年の夏から1年間、グローバルで研修を受け、和合愛光園へ就職したレイナさんに伺いました。
Q:レイナさんは、どうして介護ヘルパーの仕事をしたいと思ったのですか。
A:私にはフィリピンに家族がいます。その家族に会いたいと思っても会えずにいました。お嫁さんとして家事をしていてもなんだか休んでいるみたいですね。そんなとき、自宅近くに介護の施設があることを知りました。それから介護の仕事について考えるようになって、ハローワークに行き、グローバルの教室を教えてもらいました。勉強をして、資格を取りたいと思ったから、休まずに頑張りました。
Q:どうして和合愛光園に入りたいと思ったの?
A:グローバルの勉強のとき和合愛光園で実習があり、ヘルパーの勉強のときも実習でここに来ました。最初のとき、みんな優しいと思いました。だから難しいと思わなかったです。他のフィリピン人やスタッフの人も本当に優しかったからです。
Q:ヘルパーの仕事をしていて難しいと思ったことは?
A:最初のときは、緊張していて、会話が難しかった。丁寧な言葉が難しかったです。
Q:どんなときが楽しいですか?
A:利用者さんとお話しをしているときです。今日のことは忘れるけど、昔のことはよく覚えています。だから、昔話をたくさんします。でも、私の名前を覚えてくれているのでとってもうれしいです。
和合愛光園の職場長鈴木さんにもお話を伺いました。
Q:レイナさんの第1印象は?
A:笑顔が素敵で、利用者さんからも人気があります。
Q:普段、どのような仕事をしていますか?
A:食堂での見守りです。お茶、エプロン、排せつの時の引き継ぎをしています。彼女の仕事はまさに私たちのセーフティネットです。彼女がいないと大変です。
Q:レイナさんと仕事をするうえで工夫していることはありますか?
A:言葉を分割して言うようにしています。それから、彼女の表情をみて、わかっているかどうか確認をしながら仕事を進めています。あと、人が書く字だと字体だ変わって読みづらいので、すべてテプラに変えて見やすくしています。
彼女を採用する決め手となったのは、彼女の積極性でした。
どうしたら和合愛光園に入れるのかと、スタッフに相談したりしていましたし、面接のときの言葉も聞こう、答えようと表現しようとしていました。
何よりも、彼女の表情の作り方がよかったですね。これなら働いても大丈夫だと思いましたし、とにかく受入ようと思ったからです。